ホーム サイトマップ シネマ ランキング ギャラリー ミュージック アザー PC
ロンリBIGI バナー 2


 音楽・映画ランキング

 カチンコ

震える舌 / 1980年 日本  




【解説】

英題: Writhing Tongue

 破傷風の女の子と両親の、病魔との闘いを描いた異色ヒューマン・ドラマ。

 闘病を通して親の娘に対する愛情や家族の絆を描く作品なのかと思いきや、
完全にホラー映画。 日本が世界に誇るべきトラウマ映画でもある。

 原作は、病気の苦痛と死の恐怖、看護に追われる家族のパニックに陥る状況などを描いた、芥川賞作家・三木卓の小説『震える舌』。

 監督は、「砂の器」や「八つ墓村」などで社会派、恐怖を描くことで定評の
名匠、野村芳太郎。 野村芳太郎独特のオカルトテイストな演出により、
すっかり“和風エクソシスト”の様に仕上がっている。

 当時5才の子役女優・若命真裕子が奇病に取り組み、血も凍る恐怖を圧倒的な演技力で見せている。 暗幕により光を遮られた病室で、痙攣を起すたびに口から血を吐き、弓のように体を仰け反るその様子は、まさに“悪魔に取り憑かれた”が如くで恐ろしい。
 彼女の両親を演じた渡瀬恒彦と十朱幸代の鬼気迫る表情、特に看病による疲れから、徐々に狂気じみてゆく母を演じる十朱幸代の迫力が凄い。

 渡瀬恒彦はこの年、キネマ旬報の主演男優賞を受賞(他作品含む)している。

【あらすじ】

 東京のベッド・タウンである千葉郊外の団地に三好昭(渡瀬恒彦)と妻の邦江(十朱幸代)、娘の昌子(若命真裕子)の3人家族は住んでいる。
 その付近には、まだ葦の繁みがあり、昌子は湿地の泥の中を蝶を追って捕虫網をふりまわしていた。
 一人っ子の昌子はおとなしく、無口な少女だ。
 昌子はすんでのところで珍しい蝶を取り逃がしてしまった。
 その晩、昌子は夢を見た。
 蝶がぐんぐん自分に迫り、目の中に飛び込んで来た。
 “こわいよ”と叫ぶ昌子。
 かけつけてきた昭は、ぞっとする何かを感じ、身震いするのだった。
 数日後、母の邦江は昌子の小さな異常に気づいた…。

【キャスト&スタッフ】

出演: 渡瀬恒彦(三好昭)、十朱幸代(三好邦江)、若命真裕子(三好昌子)、中野良子(能勢…昌子の主治医)、 越村公一(江田)、宇野重吉(小児科医長)、北林谷栄(昭の母)、梅野泰靖(昭の兄)、蟹江敬三(山岸)、中原早苗(貞恵)、矢野宣(私立病院医師)、日色ともゑ、加藤健一、佐古雅誉、中島久之、是枝正彦、谷よしの ほか。

監督: 野村芳太郎
製作: 野村芳太郎、織田明
原作: 三木卓
脚本: 井手雅人
撮影: 川又昂
美術: 森田郷平
編集: 太田和夫
音楽: 芥川也寸志

上映時間: 104分


FC2 Blog Ranking

スポンサーサイト

category: 震える舌



ホームへ戻る
[PV]